選手募集について

京都大学自転車競技部は、大学から競技をはじめた選手が中心ですが、地道な努力と経験を積み重ねていくことで主要レースでも結果を残してきました。

選手としてのステップアップ

基本的にはロードレースを中心に活動します。

日本学生自転車競技連盟(学連)主催のRCSシリーズレースを中心に参戦します。学生最大のレースであるインカレで結果を残すことを目標に、ステップアップしていきます。

  • 1年目春

    競技用自転車に慣れる

    競技用のロードバイクは同じ自転車とはいえ街乗り用のものとは大きく異なります。まずは安全のための交通ルールや手信号などの合図を覚えたうえで、独特の前傾姿勢、ペダルの脱着(力を効率的に伝達するためシューズとペダルを固定して走行します)などに慣れることから始めましょう。 慣れるまでは部員が必ず練習に同行しサポートします。
  • 1年目夏

    練習量を確保する

    大学生活のリズムもつかめてきたところで、練習する時間を確保していくことが求められます。講義やアルバイト等との時間設計を工夫し、練習時間を確保し基礎体力をつけていきましょう。日本学生自転車競技連盟(学連)主催のRCSシリーズレースのみならず、市民レースなどにも積極的に参加し、自転車競技の経験を積んでいきます。

  • 1年目秋

    強度を上げる

    強度を意識したトレーニングも加えていきます。インターバルトレーニングなど、短距離の練習やローラー台を利用したトレーニングも加えていきましょう。

  • 1年目冬

    距離を乗り込む

    冬季は距離を乗り込むことが主となります。毎年、和歌山県白浜で10日間の合宿も行います。このころになると上回生との練習にもついていけるほど力がついているはずです。

  • 2年目春

    練習強度とコンディション調整

    例年3月ごろからロードレースシーズンが始まります。春合宿までにつけた力をレースで生かせるよう、練習強度を上げると同時に、出場するレースに合わせてコンディションを調整していきます。

  • 2年目夏

    クラス2へ昇格

    RCSシリーズのクラス3で昇格基準を満たすとクラス2に昇格できます。これがインカレへの出場資格となるので、2年目でインカレに出場するためには8月上旬のレースまでに条件を満たす必要があり、これを目標に2年目のシーズンを設計します。

  • 3年目以降

    インカレを目標に練習や各種レースに参戦

    クラス2昇格後は、学生最大の大会となるインカレで結果を残すことをベンチマークとしながら各種大会に参戦します。主要レースで完走すること(ロードレースは先頭からある程度遅れるとDNF(途中棄権、足切り)となる)、そして入賞することが目標に、練習に励みます。

練習について

選手各個人はそれぞれの目標と状態に合わせて練習を積み重ねていくこととなります。

練習風景動画

選手: 松山、新谷、岡本
撮影場所:江文峠

練習メニュー

ある選手のとある週の練習メニューです。はじめから長距離の練習に対応するのは難しいですが、練習を積み重ねていくことで力はついていきます。

練習スケジュール例1

  • 月:休息日
  • 火:美山(100㎞)
  • 水:花折峠(50㎞)
  • 木:ローラー台での練習
  • 金:江文峠〜花背峠(50㎞)
  • 土:今津(70㎞)
  • 日:山中峠×3(30㎞)

練習スケジュール例2

自転車に装着されたパワーメーターや心拍数系からのデータをもとに練習メニューを組み立てる選手もいます。

  • 月:休息日
  • 火:ビッグギア,SFR
  • 水:アクティブリカバリー
  • 木:乳酸閾値,無酸素
  • 金:アクティブリカバリー
  • 土:全体練習
  • 日:LSD

日々の選手の練習メニューは京都大学自転車競技部練習日誌からご覧いただけます。